52歳で母になったわたし──妊活の、その先を歩いています

「母になることを、あきらめなかった。」

10年の不妊治療、3回の稽留流産。
40歳を過ぎて自然妊娠し、そして失い。体外受精にトライして、また失い。

人工授精、体外受精、提供卵子、提供精子、養子縁組、代理母——
考えつく限りの高度不妊治療は、ほぼフルコースで体験しました。

世の常識で考えれば「そこまでして産む意味があるの?」 ・・・でも私は、選んだ。
母になるという未来を。


こんにちは。いとうゆきです。
栄養学博士として、東京とNYを拠点に
食と健康に携わる仕事をしています。

でも、このnoteは、栄養学博士の“わたし”ではなく、
ひとりの人間としての“わたし”が綴っています。

2023年、私は52歳で初めて母になりました。
しかも娘がふたり。双子です。

  • ひとりは、私自身が出産した子。
  • もうひとりは、代理母を通して迎えた子。

複雑に聞こえるかもしれないけれど、
私にとってはいたって自然な流れでした。

ここに至るまでには、10年以上にわたる妊活の道がありました。
採卵、移植、流産、そして諦めかけた先で出会った選択肢たち。

誰にも言えなかったこと、涙をこらえたこと、
誰かのひとことで救われたこと…たくさんありました。

でも、人生には“物語”を変える選択があると知ってほしくて、
私はこのnoteを書いています。

“The biggest regret of your life won’t be what you did, It’ll be what you didn’t do.”

人生で一番の後悔は、やったことではなく、やらなかったことになるだろう」

— Lee Brice(米国カントリー・シンガーソングライター)

自分の人生の脚本は、自分で書く。
私の人生は私のもの。
人になんと言われようと、自分が満足すればいい。
この世に別れを告げる時に、私はほくそ笑む。


妊娠だけがゴールじゃない。
母になる方法も、家族の形も、もっと自由に選んでいい。
命の迎え方には、いろんな可能性がある。

そんな“Mother by Choice”としてのリアルを綴っています。

—— どこかの誰かの、道しるべになれますように。

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